ランナーに起こりやすい問題は何がある?

ランナーに起こりやすい問題は何がある?

はじめに

       

近年では、コロナ禍の影響もあり非接触の運動であるランニングが以前にも増して人気になっております。                  また、始めやすい運動であることから年代を問わない運動でもあります。そんなランニングですが、色々な問題がお身体に発生することがあります。

今回は、ランニングにおけるお身体の問題や対処法について、紹介させてもらいます。

歩きと走りの違いはなにか

            

まずは、そもそも走ることと歩くことの違いは何があるのかを解説していきます。                             一番の違いは、左右どちらかの足が地面に接地しているかです。歩きの場合には、必ず左右どちらかの足が地面に接しています。

それによって、着地時の衝撃の緩和を行っています。対して、走りの場合はどうか。                             実は、走りの場合は両方の足が地面から離れて浮いている瞬間があるのです。そして、浮いている場合の着地の衝撃は体重のおおよそ4~5倍近くの負担がかかるという研究結果もあります。それだけ、歩きと走りではお身体にかかる負担が違うのです。

ランナーに多いお身体の問題はなにか

           

上記のように、走ることはお身体に多大な負担をかけます。その負担がどこにかかりやすいかといえば、下半身の筋肉や関節にかかってきます。 その為、ランナーは足の疾患が多くなりやすいです。特に、膝や足首、足の裏は多くの問題を引き起こしやすいです。その一例を下記に挙げていきます。

膝:ランナー膝(腸脛靭帯炎)、膝蓋靭帯炎など

脛:シンスプリント、疲労骨折など

足首:足関節捻挫、腓骨筋腱炎など

足裏:足底筋膜炎など

足関節捻挫以外は、オーバーユースや慢性的な負荷の蓄積などが原因となって引き起こされる問題が多いです。

問題を起こさないためには何が必要か

                          

問題が起きないようにするポイントはいくつかあります。まずは、ランニング前のポイントについて説明します。ランニングをする前は、しっかりと動く為の準備が大事です。前述したように、走ることはお身体に多大な負荷がかかります。なので、走るだけと思わずにしっかりとウォーミングアップと言われる準備運動をしましょう。

特に、動的ストレッチと言われる動きながら行うストレッチがおススメです。動的ストレッチは身体に運動することを伝えるストレッチです。  逆に静的ストレッチは身体を休める時に有効になるので、運動前は控えた方が良い場合があるので、気を付けてください。

次はランニング後のポイントです。ランニング後は上記したように静的ストレッチやクールダウンをして、足にかかった負担の軽減をすることが大事なポイントになります。特に、ハムストリングやふくらはぎのケアは問題を発生させないために大事になります。

ランニング中のポイントは、いきなり長距離に挑戦したり、ハイペースで走りすぎないことが大事になります。最初は物足りないくらいの距離やスピードがおススメです。慣れてきたら、距離を伸ばしたり、スピードを上げて走るようにしていきましょう。

骨盤王国でのランナーへの施術

      

骨盤王国では、先ずは問題が発生している箇所の特定となぜ問題が発生したのかを探していきます。歩行動作や重心のかかり方、連動した筋肉の動きは出来ているかなどをチェックしていきます。その上で、問題の発生している箇所だけでなく、全身のバランスを整えて身体の負担の軽減をすることで、問題の再発を防ぐようにしていきます。

また、フォームのチェックやトレーニング時における負担のかかり方を共有し、より良いランニングやトレーニングが出来るようにしていきます。上記のような考えのもと、ランナーの皆さんのサポートを行っていきます。

終わりに

                  

今回は、ランナーに起こりやすい問題をご紹介いたしました。健康増進や体調維持のために始めたランニングがいつの間にか、健康を阻害してしまったり痛みを伴うようになってしまうこともあります。そのような事態にならないようにしたり、楽しんでランニングをするためのサポートをしていきますので、いつでも骨盤王国にご相談ください。