スポーツ中に起こりやすい「肉離れ」の原因と対処法とは?

スポーツ中に起こりやすい「肉離れ」の原因と対処法とは?

はじめに

一度起こすと歩行動作など日常に大きな影響を及ぼす「肉離れ」について、その原因と特徴をお話していきます。

 

肉離れとは?

医学的には「筋挫傷(きんざしょう)」と呼ばれています。

スポーツ動作など、筋肉に対して強い力がかかる事によって、
筋肉の一部、あるいは全体が断裂してしまい、痛みや運動制限を起こしてしまう状態を言います。

 

肉離れの原因とは?

筋肉が収縮している動作の時に、引き伸ばされるような動きを行う事で発症する事が主な要因となります。

スポーツ動作に起因する事が多く、ダッシュ、ジャンプなどの動作が誘因になる事が多くなっています。

主に、下半身の筋肉に起こり、腓腹筋、ハムストリングス、大腿四頭筋が代表例です。

但し、他の体幹や上半身にも起こる例もあります。

 

肉離れの症状とは?

筋肉の断裂部位の痛みが主症状です。

下半身で起こった場合には、歩行自体が困難になるケースもあります。

断裂の程度によって、下記のように分類されています。

 

Ⅰ度:筋繊維の微細な損傷

筋肉や筋膜が引き伸ばされている状態で、大きな断裂がない状態。

痛みはあるが歩行自体は出来るケースが多い。

Ⅱ度:筋繊維の部分断裂

部分的な断裂を起こし、皮下出血も見られる状態。

痛みもあり、歩行も困難になるケースが多い。

Ⅲ度:筋繊維の完全断裂

筋肉や筋膜が深く断裂を起こして、外見上のへこみや出血が広く確認出来る状態。

痛みの程度も強く、歩行が出来ないレベルであることが多い。

手術適応のケースも。

 

 

肉離れの一般的な治療法とは?

受傷直後のRICE処置を速やかに行い、応急処置を行います。

R:Rest(休息)

I:Icing(冷却)

C:Compression(圧迫)

E:Elevation(挙上)

受傷の程度にもよりますが、出血を伴っているケースが多いので、ますは出血を止め、患部以外にダメージが広がっていくのを防ぎます。

その後も可能な限り、断裂してしまった筋繊維が再びくっつくまで安静と固定を行います。

上記で挙げたⅢ度の肉離れの場合、外科的手術を行う事もあります。

出血や痛みが治まりしだい、リハビリテーションに移行していきます。

受傷部位の可動域の改善、筋力強化を行い、
受傷前と同じような負荷をかけても問題ないような状態を目指していくための、リハビリメニューが組まれることがほとんどです。

 

 

骨盤王国でのアプローチ

受傷患部がいち早く回復するための循環改善をメインに行います。

肉離れの部位が回復するためには、その部位にしっかりと血液を運んであげることが重要な要素になってきます。

骨盤王国で行っている施術では振動を用いて、
身体の深い所からの循環を改善させる事が期待でき、肉離れの回復までの期間を短縮出来る可能性が考えられます。

また、同時に受傷部位にどのように負荷がかかってしまったかの観点も用いて、同じ怪我を繰り返す事の無いように全身の治療を行います。

よく起こりやすいふくらはぎの肉離れでは、常に前方への重心になっていて
ふくらはぎが引き伸ばされた状態が続いている
事が多く観察されます。

その状態を改善させずに患部だけの回復を目指すと、再発してしまう事も考えられます。

前方に移動してしまった重心を後方に移動させるように身体のバランスを整え、
肉離れが回復した後も繰り返す事のないように運動パターンの修正を行っていきます。

こういった現状の改善と再発の予防の観点から、アプローチを行うのが骨盤王国のアプローチの特徴です。

 

終わりに

一般的な治療で、なかなか改善しきらない肉離れの症状も、一度骨盤王国にご相談下さいね。