ここでは「骨盤骨折」についてお話ししていきます。
骨盤骨折とは?
まず「骨盤」とは、左右の寛骨(腸骨・坐骨・恥骨が癒合したもの)とひとつの仙骨から形成されています。
骨盤骨折には大きく分類して3つの種類があります。
・交通事故のように大きな外力外傷によって生じる骨盤の環状構造が破綻する「骨盤輪骨折」
・股関節の関節面を形成する寛骨臼が骨折する「寛骨臼骨折」
・主に成長期のスポーツ外傷によって生じる筋肉の付着部が裂離する「裂離骨折」
骨盤骨折の原因
骨盤骨折はほとんどの場合、交通事故や転落による外傷など大きな外力が加わった時におこります。
まれに若年者のスポーツ外傷として筋肉の付着部がはがれる剥離骨折や、高齢者の外傷として転倒等比較的軽微な外力によりおこる骨盤骨折もあります。
一般的な対策
交通事故などで出血も伴うような損傷の場合は、止血処置とともに損傷部位の手術が行われます。
寛骨臼骨折は、関節内骨折であるため、なるべく正しい整復位置に戻す事が大事になってきます。
もし骨折のずれや段違いを残したまま保存的に治療した場合、骨折は癒合しても変形性関節症に進行するため、将来的に人工関節置換術を要する可能性が高くなります。
天神足改善センターでは
天神足改善センターでは、骨盤骨折でお悩みの方に対して骨盤だけなく体全体を施術していきます。
それは骨盤骨折が影響して起こる不調の原因が骨盤以外にもあると考えているからです。
確かに骨盤骨折を起こしたことで、骨盤周辺は硬くなってしまいます。
しかし、もっと大切なことは体のバランスを整えることによって「骨盤の負担」を減らすことなのです。
どういうことでしょうか?
骨盤骨折を経験した人でも、その後、慢性的な腰痛や股関節痛、坐骨神経痛などに悩まされる人もいれば、そうでもない人もいます。なにが違うのでしょうか?
それは、骨盤や股関節に負担をかけ続けてきたということです。
日常生活での癖や生活習慣から体が歪んでいれば体重を支える骨盤の負担は大きくなります。
さらに過去に足首や膝を痛めたことがあれば、それをかばって歩いてるうちに骨盤にも負担がかかっていたかもしれません。
天神足改善センターでは、この骨盤にかかっている負担を取り除いていきます。
体全体のバランスが崩れて骨盤にかかっているのであれば、体全体のバランスを整える必要があります。
過去の怪我や内臓疲労が原因で骨盤に負担がかかっているのであれば、怪我によって動かなくなっている関節の調整や、内臓の調整も必要になります。
さらに、全身の循環を良くして人間のもつ自然治癒力を高めていきます。
そうすることで骨盤に負担をかけている筋肉や関節の状態がよくなり、骨盤の負担を防ぐことにつながっていくのです。
最後に
骨盤骨折といっても人によってタイプやその後の症状は様々です。
あなたも「このまま良くなることはないのか」「将来また手術するしかないのかな」と不安になるかも知れません。
しかし、骨盤骨折があるからといって、その後の人生でなにか不便を感じながら生活する必要はありません。
まずは、あなたの今の状態をしっかりと把握して、今の自分にできることをやってみましょう。