9割が知らなかった!寝違えの原因と対処法

9割が知らなかった!寝違えの原因と対処法

朝起きたら突然の首の激痛!「イテテッ!」 しかし起きたときには既に遅く、完全に寝違えてしまってどうにもならない状態になっていた。。。という経験は1度はあるのではないでしょうか。

寝違えた初日は痛くて首を回せないため、車を運転するときには身体ごと左右動かしたり、起き上がるときも、首が動かないようにゆっくりと起き上がるなど日常生活に支障が出てきます。

寝違えてしまったのは仕方ないですが、なってしまった煩わしい首の痛みをいかに早く取れるかで日常生活がずいぶん楽になります。 今回は寝違えたときの対処法をご紹介します。

寝違えってなんでなるの?

「寝違え」とは、不自然な姿勢で寝てしまったり、枕の高さがあわなかったりすることで首に無理な負担がかかり、首から肩にかけての筋肉に痙攣がおきて強い痛みや異常な緊張状態がおきた状態のことをいいます。

■ 寝違いになるとどんな症状がでるのか

・朝起きたら首が動かすと激痛がある
・朝起きたときに違和感があったが、時間がたつにつれ痛みがでて動かなくなった
・首をほとんど動かすことができない
・一定方向のみ動かすことが出来る

などの症状が主です。最近では腋窩神経との関係性も取り上げられています。

■ よく寝違えになる人は・・・

寝違えは人によってはよく起こすということがあります。常に頚椎から肩にかけて緊張が続いていることで循環が悪い状態が続くとどうしても寝違えやすくなります。

・慢性的に肩こりや首の痛みがある
・疲れ、極度の疲労
・ストレス
・姿勢の悪さ
・内臓疲労

などの因子があれば誰しもが寝違えやすくなります。 最後の内臓疲労は、内臓と寝違えって関係するの?と思われるかもしれませんね。

寝違えたときにしてはいけないNG行為

寝違えたときに皆さんはどんなことをしますか? 痛いからといってついやってしまいがちなNG行為をまとめてみました。 あなたも知らず知らずにやっているかもしれません。

1, 首を動かないほうに無理やり回そうとする

2, 首を強く揉む

3, 患部を温める

1、「首を動かないほうに無理やり回す」

テレビやマンガなどで寝違えたときに無理に動かないほうに矯正するかのように回すシーンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。 しかし、実際に寝違えたときにこのようなことをしたらまず、悪化します。 激痛を伴い、頚椎捻挫もいいとこです。

2、「首を強く揉む」

これも良くありがちで、首コリの延長のように思われますが、寝違えは筋肉の炎症している状態なので、揉むと余計に痛くなり治りが悪くなります。

3、「患部を温める」

お風呂や温湿布などで患部を温めて血行をよくしたら・・・と思いがちですが、肩こりならいいですが、寝違えは炎症しているので温めたりすることで血行が促進されると痛みが増します。 なので、寝違えた当日はお風呂を控えたり、どうしてもお風呂に入りたいようであれば、軽くシャワーだけにすることがいいでしょう。

■まず患部を冷やすことが大事

寝違えたらまず患部を冷やしましょう。炎症を起こしている部位はまずアイスノンなどで、10分くらい冷やした後、外して10分くらいそのままにして、また、10分くらい冷やすということを繰り返すと痛みが減ります。

まずは冷やすことで痛みが和らぎますが、首の可動制限は改善はあまりないので次は痛みも、可動域も改善しより早く回復する方法をご紹介します。

寝違えたらまず、コレがオススメ!

効果は検証済み!寝違えたらまず実践してみましょう。

腕揉み

寝違えたら首を揉むという人は多いかもしれませんか、延焼している部分なので首をもむことはNGということはお伝えしました。そこでまずは「腕」をしっかり揉んでください。コレは肩こり、首こりにも効果があります。

片腕5分くらいで大丈夫、特に上腕二頭筋(力こぶの筋肉)をしっかり揉んでください。

脇を揉み

脇の下に親指を入れてぐっと押してみましょう。痛いと感じるかもしれません。左右差がある場合は硬いほうを念入りにほぐしましょう。

肋骨周りをゆるめる

腋の下をほぐしたら、そのまま下のほうに指を動かして親指以外の4指で肋骨側面に指をあてて硬いところや痛いところを見つけましょう。見つかったらそこを集中してほぐしてください。

首を揉むことはNGですが、それ以外の部分の血流をよくすることで首の回旋を助けてくれます。動きが出れば少しずつ痛みも減って、回復も早くなります。

飛行機で寝るときはアレをもって行きましょう

旅行や出張の際に飛行機を利用することはありかと思います。 飛行中に一眠りしようと寝たら小一時間寝ただけで首が痛くなっていることはありませんか?

あれも寝違える前に起きたらいいですが、疲れが激しい場合などは寝違えてしまいます。ビジネスクラスより上の席なら横になることが出来ますが、エコノミークラスなら座ったまま寝るしかありません。

その際、寝るときはまっすぐ寝ることが理想ですが、寝ると左右どちらかの方に首が傾いたまま寝てしまいます。それが首こり、寝違えの原因になります。

そこで、首を固定する枕を使いましょう。観たことがあるかもしれませんが、これを使えば常に首をまっすぐ固定してくれるので痛くなりません。ぜひ長時間のフライトにはご利用をオススメします。

寝違えたら思い出してください

寝違えについてお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。知らずにやっていたNGな行為があったのではないでしょうか?

寝違えたときは是非おためしください!