意外かも!関節や筋肉が硬いのは体内のカルシウム不足が原因だった!?

意外かも!関節や筋肉が硬いのは体内のカルシウム不足が原因だった!?

「関節が硬くて曲げ伸ばしがつらい」「硬いからマッサージで強く押してもらわないと」

筋肉・関節が硬くなって昔はスポーツしたり、走ってもどこも痛くなかったのに、身体が硬くて重い・・・。そのような状態ならもしかするとカルシウムが不足しているのかもしれません。

え!?カルシウムって骨を作る栄養だから関係ないかと・・・。と思っていませんか?

実はカルシウムは骨の栄養だけではなく筋肉に関しても重要な働きをしていたんです。 今回はカルシウムについて深くお話を展開していきます。

白砂糖の摂り過ぎが身体からカルシウムを奪ってしまう

カルシウムって身体のどこにあるのかご存知ですか?

実は体内のカルシウムの99%は骨や歯に蓄えられているんです。そして残りの1%は血中にカルシウムイオンとして含まれているんです。

これらは身体をアルカリ性に保つ役割をして体のPhバランスの調整に関与しています。

■ 白砂糖の摂取が体内のカルシウムを奪ってしまう

昔に比べて今は砂糖の摂取が多くなっています。コーラやジュース、お菓子などとてもおいしいですが、食べ過ぎると身体が「酸性」に傾いてしまいます。

酸性に傾くと何が悪いの?

白砂糖はミネラルを含んでいない精製された砂糖です。ですので糖代謝の家庭で砂糖の不完全燃焼を起こし乳酸になって血液を酸性にしてしまいます。

身体が酸性に傾くのでその中和のために重炭酸イオンというモノが消費されるんですが、それで補えなかった分は血中のカルシウムイオンが使われます。

しかしそれでもまだ完全燃焼させるためにも次の段階ではビタミンB群も使われてしまいます。 ビタミンB群といったら疲労回復のビタミンとも言われ、不足すると疲れやすかったり、何だか目覚めが悪い、重ダルいなどの原因になります。

   

■現代の食事は低カルシウム、糖質多可

食の欧米化により高たんぱくになりましたが、小松菜やほうれん草などの野菜や小魚を食べる習慣が少なくなり日本人のカルシウム摂取量は減り続けています。

土壌も痩せており昔のように野菜特有の匂いや味が薄くなり栄養素が減っているのも原因のひとつです。

カルシウム不足が続き白砂糖をとり続けていると

慢性的にカルシウム不足が続き、甘いものを取り続けいている体内ではどのようなことになっているのかというと。。。。

身体は常に酸性に傾くために血中カルシウムイオンは低下します。血中のカルシウムイオンがなくなれば、その濃度を維持するために副甲状腺ホルモンが分泌され、骨や歯からカルシウムを補うように血中に入り込み筋肉や軟骨に送られていきます。

カルシウムは神経伝達に必要なミネラルなので筋肉や軟骨にも必要なんです。

このように慢性的に白砂糖を摂取する生活が続くと常に血中カルシウムが不足し、副甲状腺ホルモンが錯覚を起こし常に骨からカルシウムイオンを血中に送り込み続けます。

筋肉や関節が硬くなり痛みが出るのはコレだった

このような状態になったらもう大変!

筋肉内のカルシウム濃度は上昇し、筋収縮を抑制するたんぱく質とカルシウムイオンが結合し筋収縮が起こりやすい状態になってしまいます。

筋肉が収縮してしまうということは、筋肉は骨や関節をまたいで付着しています。なので収縮が起こると骨にも不必要な張力が働き自分の回復力以上の筋肉のテンションが骨に働いてしまいます。 

筋肉が収縮することにより血行不良になり痛みの原因になります。筋肉がいつも硬い、いつもダルい、整体を受けても効果がイマイチ実感できないという方は上記のような状態で筋肉が収縮し血行不良になっており、疲労回復のビタミンも少なく疲労感が抜けないという状態になっているのかもしれません。

カルシウムを補給しようと思っていたら逆効果だった!?

カルシウムやミネラルを補うことは大切ということはご理解いただいたと思います。

じゃあ、早速今日から牛乳やらチーズ、煮干などを食べよう!と思っているかもしれませんが、その前に重要なお話があります。

■カルシウム摂取のつもりが、逆効果になる!?

よくカルシウムを効率的に取れる食材の代表として「牛乳」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は良くないということは最近知っている方も増えてきました。 なぜ良くないかというと、

具体的にいうと、牛乳に含まれる乳糖は、ラクターゼという分解酵素によって分解されるのですが、このラクターゼが離乳期以降は分泌されなくなるのです。

分解酵素がないのに牛乳を飲み続けると、乳類に含まれているカルシウムが吸収できないだけでなく、他の食品から摂取したカルシウムを体外へ排せつしてしまうというデータがすでに1960年代に報告されているそうです。

つまり、骨を強くしようとして飲んだ牛乳が逆効果になるというのです。これには牛乳に多く含まれているリン(母乳の6倍)が深くかかわっているといいます。リンは食品の酸性度を示す指標になっているくらいですから、アルカリの指標となっているカルシウムを奪い骨を弱めてしまいます。

実際、世界一牛乳を飲んでいるノルウェーの骨折率は日本の5倍といわれています。

カルシウムは大事だけど、摂り方が大事

乳製品はカルシウム補給するには適しているイメージはありますが意外にそうでもないということなんです。逆に身体の中のカルシウムやビタミンを取ってしまうことがありますので注意が必要です。牛乳よりも煮干や切干大根など、日本の伝統的な食事がカルシウム摂取に適しています。

カルシウムは日本人のほぼ100%が不足しているといわれているミネラルです。効率よく補ってより健康的な身体を目指しましょう!