意外!?肩こりには肩を揉むより○○を揉め!

「肩が重い」「首が痛い」などデスクワーク中心の職業の方に多いのが肩こりです。日本では3人に1人の方が肩こりに悩んでいるというのが現状です。

皆さんは肩こりがつらいときはどんな対処法をされますか?湿布?ストレッチ?温める?肩を揉む?

さまざまな方法がありますが、実は肩こりだから肩を揉むというのはその時は気持ちがいいのですが、すぐにコリ感は戻ってしまいます。ではどこを揉むのが一番効果的か?

肩こりの原因はさまざまです。今回は肩こりの効果的な対処法をご紹介します。

肩こりは肩をもんでも治らない!? 原因は別のとこにあった!

実は肩こりには大きく分けて2種類あります。

■腕からくる肩こり
■内臓疲労からくる肩こり

腕から来る肩こりとは

この肩こりは日常生活の動作が原因で生じる肩こりです。デスクワークなども典型的な原因ですが特に手首から先の筋肉は細かいものが多く、おのおの連携して動いているため非常に疲れやすいんです。

それをフォローするのが前腕の筋肉です。しかしこの筋肉も疲労してくると二の腕まで疲労が広がり上腕筋や上腕二頭筋、上腕三頭筋などが酷使されます。

腕全体に広がった疲労は、腕の筋肉を硬直させ、三角筋、僧帽筋上部・中部などは細かい作業に向かない筋肉なので、すぐに疲れ、硬直してしまいます。

三角筋、僧帽筋などの疲れが解消されないうちに作業を始めるとさらに周囲の肩甲挙筋や菱形筋がフォローします。しかし、可動域が限られるため簡単に慢性的な硬直へ移行する。この硬直を肩こりになります。

内臓からくる肩こりとは

内臓疲労が神経や背骨、筋肉を伝わって生じます。意外ですが、肩こりの代表的要因です。日々満腹まで食べる人は、胃腸が常に活動しています。その疲労で機能が低下し、胃腸を動かす固有筋層が緊張し始めます。

コレが中枢神経に走る脊柱に伝わる間に、すぐ上にある脊柱起立筋群にも影響を及ぼし、硬直させてしまいます。胃腸から神経系を伝わった緊張は、胸椎6、7番あたりの脊柱起立筋群を硬直させます。

その影響ですぐ上にある僧帽筋が刺激され筋肉に反って上へと伝わり硬直を起こし、肩こりが発生します。

この2つの操作で肩こりが改善!

肩こりには大きく分けて二つあることはご理解いただいたと思います。
それではその肩こりに効果的なマッサージをご紹介します。

■腕からくる肩こりの対処法

腕を握り、親指で上腕二頭筋を捕らえ、指で筋肉を捕らえたまま外側でも内側でも両方でもいいので指で操作します。このとき、部分的に硬い部分があればそこは念入りにほぐしましょう。

上腕が終わったら、前腕部分も同様にやっていきます。

最後に小胸筋といわれる筋肉をほぐして終了。ここをほぐすと内側に入った肩が元に位置に戻り、首の動きも改善されます。

■内臓疲労からくる肩こりの対処法


■できない人は?

無理せず、出来る範囲で倒れましょう。毎日やっているうちに徐々に出来るようになります。

■できない動きを無理なくやり続けると身体は変わる

栄養過多で消化器系に負担がかかっている人は、腰と太ももの前側の筋肉が硬直してしまいます。さらに症状が進むと、足首まで硬直するため、後に倒れる動きが困難に・・・。

この場合、できるところまで倒して★へ力の集まりを感じたら、その体勢を10秒キープして終了します。

コレを続けるだけでも太ももや足首の硬直がゆるみ、弱った消火器系を正常化する働きがある。また、倒れられるが以降の動きがつらい人も、同様に行えばいいです。

繰り返すうちに、少しずつゆとりが生じてくるので、余裕ができてから次の動きへ移りましょう。

日々の姿勢が肩こりに大きく影響を及ぼします

皆さん、今このブログを読んでいると思いますが、どんな姿勢になっていますか?スマホから見ている方やパソコンから見ている方と分かれると思いますが、ほぼ全員が姿勢が悪いと思います。

例えば椅子に浅く腰掛けてでれーっと座ったり、足を組んで猫背になっていたり、頬杖を付いたりしていませんか?

知らず知らずしてしまうこのような姿勢が実は肩こりばかりでなく、腰痛やO脚などさまざまな不調の原因になります。

うつむき姿勢で長時間パソコンをしたり、スマホをいじったり、寝ころんで本を読んだり、背が高いことを悩んでネコ背になったり、逆に、ネコ背を直そうとして胸を張りすぎたりしていませんか?

悪い姿勢と運動不足が続くと、肩こりになりやすく、治りにくくなります。毎日、意識して、正しい姿勢を身につけるように努力しましょう。

暗いところで本を読んだり、テレビを見すぎたり、スマホで長時間画面を見る、メガネの度が合っていなかったりする場合、目はとても疲れてしまいます。

目の疲れは、肩や首の筋肉の緊張を引きおこし、肩こりになります。とくに細かい文字などを見続ける仕事の人は、よく目を休ませてください。一分程度でも目を閉じているだけでも目の休息になります。

毎日の細かなケアが肩こり防止に役立ちます

肩こりの原因から対処法についてお伝えしてきましたが、意外なところが原因ということがご理解いただけたかと思います。

整骨院やマッサージ店などで患部をしっかりやってもらうより、効果があり、自宅や職場でもできるのお手軽なので是非、試してみてはいかがでしょうか。