長母趾屈筋腱炎は骨や使い方のバランスで変わる?!

長母趾屈筋腱炎は骨や使い方のバランスで変わる?!

長母指屈筋腱炎とは

バレエ足」とも言われ、バレエの動作で良くある親指を曲げたりつま先を伸ばした時に痛みが出る症状の事を言います。痛みが出る場所は主にアキレス腱の付近、内くるぶしの後ろあたりになります。
手のバネ指と同じように曲げると「コキッ」音がすることがあります。

但し、同じような痛みの個所でも
✅足関節後方で骨同士が衝突する場合
✅軟部組織が挟まれるインピジメント症候群を併発している場合
✅足関節の後ろに余分な骨である三角骨という骨による障害
✅疲労骨折などの症状が出ている場合
こういった場合にも同じような痛みが起こるので、診断が必要となります。症状が進むと狭窄性腱鞘炎になるので早期の改善が望まれます。

長母指屈筋腱炎の症状とその原因とは?

足の親ゆびを曲げようとすると足首のあたりが痛い」ことが特徴で、特にバレエをやっている方に起こりやすいと言われています。長母趾屈筋はふくらはぎの奥から始まった筋肉が腱となって内果の下を通り、親指の骨(末節骨)の下に付着します。

長母趾屈筋腱は内果の腱鞘の中で90度の方向転換を行うため、必要以上の負担がかかると炎症が起こりやすい構造となっています。痛みは三角骨障害と似ているので、判断が難しい例もあります。

一般的な施術法とは?

まずはレントゲン、超音波検査、MRIなどの画像診断を行い状態を把握します。その後は基本的には保存療法として消炎鎮痛剤の投与や腱鞘へのステロイド注射などを行う事が一般的です。
内視鏡を用いての腱鞘の切開手術に至る例もあり、その後はリハビリテーションを行うようです。

骨盤王国での施術法とは?

使い過ぎでの炎症は安静が一番ですが、足のバランス使い方によるものが大きいと考えられます。骨盤王国では症状が出ている足などの下半身だけでなく【全身の循環】を見ていくことを大事にしています。
例えば、骨盤の歪みや日常生活での歩き方の癖など、原因が他の個所にあることが多く、その場合局所の施術のみを行ってもなかなか奏功しない可能性も考えられます。
そのため全身で循環を悪くしている場所や左右で均等に力を使えていない場所を施術して、骨盤や背骨などの土台の歪みを整えることで日常生活での体への負担や悪い癖を軽減していきます。
このように施術を行っていく事で、炎症が収まるのを待つよりも速く状態を落ち着かせることができます。これは細胞に栄養を送りやすい状態を整体によって作り出すことで可能になるからです。

最後に

運動をしている人はなるべく運動を続けたいと思う事が多いと思います。痛みがでた時は基本は安静ですが、ただ休むよりはしっかりと悪いところを探して行った方が早く改善してきます。痛みで悩んだらまずは一度ご相談されることをおすすめ致します。あなたの力になれるよう全力で一緒にお手伝いさせていただきます。