整体師も知らなかった!アトピー性皮膚炎の原因は○○だった。

整体師も知らなかった!アトピー性皮膚炎の原因は○○だった。

国民の1割が罹患しているといわれている「アトピー性皮膚炎」ですが、年々増加傾向にあります。なかでも成人のアトピー性皮膚炎が増加傾向にあるといわれています。

1970年代はアトピーの有病率は3%程度でしたが現在は国民の一割がアトピーといわれていますので、食事や生活習慣、環境の変化などが考えられます。

興味深いデータがあり、「アトピーは先進国病」などと揶揄されるぐらい、先進国に多い皮膚疾患なんです。特にスウェーデンは6歳から7歳までのアトピー罹患率は18%と多くイギリス、ニュージーランド、フランスも多いという状況です。

世界的に広がりつつあるアトピー性皮膚炎ですが、日本ではいまだに上辺の見えるところだけのケアーが多く見受けられます。今回は上辺ではなく体の中から改善できる方法をご案内していきます。

アトピーってどんな病気

アトピーって聞くと皮膚が赤くガサガサして痒みがあるってイメージですが、湿疹とどう違うのでしょうか?アトピーの方ではない人はなかなか答えられないかと思います。

アトピー性皮膚炎の定義(概念)
アトピー性皮膚炎は,増悪・寛解を繰り返す,掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くはアトピー素因を持つ.

アトピー素因:①家族歴・既往歴(気管支喘息,アレルギー性鼻炎・結膜炎,アトピー性皮膚炎のうちいずれか,あるいは複数の疾患),または② IgE抗体を産生し易い素因.

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会より

皮膚にアレルギー反応による炎症が起こります。よくなったり、悪くなったりを繰り返すというのがアトピーです。

ワンパターンの対処法では完治しない!?

アトピーはハウスダストやダニが原因の一つといわれています。 家中隅々掃除機をかけて、カーテンやカーペットをブラインドやフローリングに替えたりとやっているけど症状がまったく改善されないという方がほとんどなんです。

それ以外にも保湿したり、ステロイド外用薬を塗布するという対処法がありますが、何年もステロイド外用薬を塗り続けている患者さんがいますが、症状をいったん鎮めるだけで根本解決にはなりません。

アトピーに関していまだに部屋中、埃ひとつないように掃除機をかけたり、空気清浄機をガンガンかけて家の中をきれいにしてもひとたび外に出たら排ガスや花粉などのアレルゲンは浮遊しています。

小さいころからあまりに潔癖にしすぎることで抵抗力がない子供が増えています。

インドやアフリカの子供たちにはアトピーなどのアレルギーの患者はほとんどいません。(それ以外の感染症などはたくさんありますが) 小さいころからさまざまな菌に触れることで抵抗力を身につけているのでしょう。

  

腸の健康がアトピー治療の要だった

腸は人間最大の免疫器官だということはご存知ですか?

腸は免疫の調整をしており、弱った腸はたんぱく質をアミノ酸レベルまで分解できず、分解途中を腸壁で取り込んでしまいます。それ以外にも、アレルゲン(食品添加物・農薬・重金属・花粉・ウイルス)なども腸壁を通り抜けて進入していきます。

アトピーとは、そうやって体内に入りこんだ異物をなんとか体外に出そうと、体がもがき苦しんでいる状態なわけです。

また、たんぱく質はあらゆる食品に含まれます。ハウスダストやダニ、花粉などもたんぱく質からできています。毎日食べる食品にもっと大量のたんぱく質が含まれているのですから腸壁がスカスカになることで分解できないたんぱく質が入り込み炎症が進んでしまいます。

■ではどうしたら腸が良くなるの?

最大の免疫器官である腸が元気なら、アトピーは改善します。

暴飲暴食やストレスなどで恒常的に痛んでしまっているあなたの腸を、昔の元気な状態にすればいいのです。腸は約6割の免疫細胞が集まる、人間最大の免疫器官なのです。健康な消化器をとりもどせば、アトピーは改善します。

■腸がよくなるためには?

食事は朝食抜きの1日2食が理想

朝昼晩しっかり3食食べることが基本とされていますが、アトピーの方は食事の量と回数を減らしたほうがいいかもしれません。 朝は水か野菜ジュースを400ccほど飲むだけでOK。

朝ごはんを食べないと脳が働かないと思われますが、足りない分は老廃物や脂肪を溶かしだして、エネルギーとして利用することがわかっています。その結果、肌の吹き出物が減るなどのうれしい効果も出てきます。

食事の量や頻度が高いと消化器官は休む暇がありません。休む暇がないため、傷ついた腸壁を修復する時間が取れません。

骨格に影響がある場合も・・・

アトピー性皮膚炎の場合、胸椎の3番、4番、そして骨盤に異常がみられます。

人間の体は式の変化に合わせ、最適な体内環境を作り上げていますが、アトピー性皮膚炎の場合それが出来ない人が多いようです。特に春先であれば、通常は骨盤が緩み、ホルモンの分泌が活性化しますが、硬直しているためにホルモンバランスが崩れ、汗をかけない状況になってしまい、その負荷が炎症として出てきます。

アトピーは薬や掃除だけでは限界があります。腸を良くすることからはじめることで免疫が正常化し炎症を起こしにくい体に変わります。

アトピーの対策についてはほかに対策が数多くありますので、今回はその一部をご紹介しました。まずは食事の仕方を改めてみることからはじめてみましょう。