膝の内側に痛みが出ている場合は鵞足炎かもしれません。
階段の昇降や歩行時に痛みが出やすく、日頃から運動をしている方だけでなく変形性膝関節症を患っている方にも生じやすいと言われています。
今回は鵞足炎でお悩みの方へ向けて鵞足炎について一般的な治療法、当店の考え方をお伝えします。
鵞足炎とは
鵞足炎とは、膝の慢性的な炎症で鵞足滑液包炎とも呼ばれています。
膝の内側の下方に縫工筋・半腱様筋・薄筋が付着し、付着部にある滑液包が炎症を起こして痛みを生じます。
滑液包は膝など関節の骨と軟部組織の間にあり摩擦を軽減する働きがあるため、一度痛めてしまうと座る時や歩行時などの軽い負荷でも痛みが起き、長引く場合があります。
基本的には走る、歩くといった運動時や階段の昇降で痛みが増し、炎症が強くなり重症化した場合は何もしなくてもうずくような痛みを起こします。
鵞足炎の原因
原因としては繰り返し起こる摩擦や筋腱部の緊張によるストレスによって発症します。
繰り返し起こるというのは摩擦は膝が屈曲時起こるので運動時はもちろん、歩行時や膝曲げストレッチなどでも摩擦は起こります。
その時に太ももの筋肉である縫工筋・半腱様筋・薄筋が緊張していると摩擦が強くなり、鵞足部に過度な負担がかかることになります。
鵞足炎の一般的な治療法
鵞足炎は炎症であるため、まず始めは患部の冷却(アイシング)を行います。
次に患部の安静が大事になります。日常生活で動く分には仕方がないですが、激しい運動など膝に負担がかかる動作はやらないようにします。
病院では抗炎症薬や理学療法によるリハビリを行い、それでも治らない場合はステロイド注射を行う場合もあります。
当店の考え方
鵞足炎のでは、アイシングや安静などの初期の処置後はリハビリを行う場合が多いです。太ももの筋肉を柔らかくするストレッチや、股関節の可動域アップなどをすることが多いです。
もちろんそれで鵞足炎が良くなる方もいます。しかし、それでもなかなか治らない方や一時的に良くなるが運動を再開すると痛むというか方は多いのです。
それはなぜ鵞足炎がよくならないかというと、原因が別のところにあるからです。
例えば、左膝の鵞足炎を起こしている場合では全身を見てみると肩や腰の位置が左右どちらかが下がっている事があります。
利き腕・利き足などの日常生活での癖や、運動時のフォームなどの特定の動きによる歪みの影響で身体の傾きが起こります。
その状態ですと、自然と左下がりになり結果として左膝周りに負担がかかり鵞足炎を起こす原因になります。
この場合は左膝や足の調整だけでは鵞足炎はよくなりません。骨盤や背骨など身体全体の調整を行い左半身の下がりを整え、左膝への負担を軽減させなければなりません。
他にも今までの骨折や怪我などの影響も考慮しなければいけません。右足の怪我などをかばって左膝に負担がかかっている場合もあるからです。
この場合は痛めている左膝ではなく、右足の確認・調整が必要になります。
このように鵞足炎をいち早く良くしようとすると痛めている膝だけでなく、身体全体を見ながら本当の原因を探す必要があるのです。
当店では独自の検査・施術法によって根本原因を探し出し調整を行います。そうすることでいち早く鵞足炎をよくすることができるのです。
トントン整体法とは
当店では独自の施術法「トントン整体法」を行います。
鵞足炎でお悩みの方は、前述のとおり膝だけでなく身体全体のバランスも崩れて歪みが起きています。
歪みが起きている部位は筋肉の緊張や関節の固さがあるため、その部位の血液循環が低下しています。その部位が多ければ全身の血液循環も低下してしまいます。
そうなると、ご自身が持っている回復力が低下してしまい、お悩みである鵞足炎自体もなかなか治り切れない状態となります。
トントン整体法では全身にトントンと刺激を入れることで血液循環を高め、自身の回復力の向上を促進させます。
そうすることで、筋肉の緊張や関節の固さが緩和され歪みが取れ、全身のバランスが整い鵞足炎を起こしている膝への負担が軽減され、痛みが緩和されるのです。
最後に
鵞足炎で膝に痛みが出てしまったら、無理に運動を続けることは禁物です。まずは患部を冷やす安静にしましょう。
病院など医療機関で治療をしてもなかなか治らない・早く治したいといった方は、まず最初に当店にご相談ください。