最近よく話題になる更年期障害。言葉は知っていてもどんな病気なのか
よく知らない人もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に、
・最近、だるさが取れにくくなってきた
・イライラすることが多い、起りやすくなってきた
・暑くないのによく汗をかく…
といった症状がある方、もしかしたら更年期障害の症状かもしれませんよ!?
そもそも更年期障害とはどういった病気なのでしょうか?
そして、適切な対応をすれば症状は改善していきます。
今回は、知ってるようで意外と知らない更年期障害の3つのポイントをご紹介したいと思います!
更年期障害ポイント① 発生原因
人間は年齢とともに4つのステージ(思春期・性成熟期・更年期・ 高齢期)があると言われています。
この中で、更年期と呼ばれるのは40~50歳代後半です。この時期は体に様々な変化が現れてきます。
特に女性は更年期になると、卵巣の機能が低下するので若いときのように女性ホルモンを分泌できなくなります。脳からは卵巣に対して女性ホルモンを出すように指令が出ているのですが、卵巣は女性ホルモンを出すことができない状態です。
すると、脳はさらにホルモンを出すように指示を出します。指示を出しているのは脳の視床下部です。ここは、体温調節や消化機能、呼吸などをコントロールする自律神経の中枢なのです。
指示を出しているのに、女性ホルモンが卵巣から出ないことで、視床下部がパニックを起こします。それによって、イライラやだるさ、異常な汗(ホットフラッシュ)といった症状が現れるのです。
更年期障害ポイント② ストレスの影響
更年期障害のポイントとしてストレスがあります。
特に女性は加齢に伴うエストロゲンをはじめとした女性ホルモンの減少といった身体的ストレスに加えて、性格などから由来する心理的因子、仕事や家族関係(家庭環境)などに起因する社会的因子が重なって更年期障害に関与します。
更年期障害は一種のストレス性疾患とも考えられているのです。
ホルモンバランスがおかしくなり、身体の不調が起こってストレスになっているうえに、子育てや仕事などの精神的なストレスが追い打ちをかけてしまい、症状が悪化してしまいます。
ですから、減らせるストレスを減らしていくことがとても大切になってきます。
ホルモンバランスを整えるために、病院で診察を受け、お薬を処方してもらうことも重要な治療になります。少しでもホルモンバランスが整えば、身体的なストレスを軽減させることも可能です。
そして、精神的なストレスを軽減させるためには周囲の協力も必要です。体調がすぐれないとき人は無理をせず、仕事を人にお願いする。転職も考える。家族で話し合い家事を分担する。また、山や海など心が落ち着く場所に行くなど不安やイライラを少しでも減らすようにしていきましょう。
更年期障害ポイント③ 体のバランスも整える
更年期障害によって心身のバランスがおかしくなっていることで、体自体のバランスもおかしくなっています。
例えば、体がだるい、やる気が出ないときなどは体は前かがみになり猫背のような姿勢になります。そうなることで内臓が圧迫されるので、消化や代謝に影響がではます。体の循環が悪くなるのでさらに体調が悪くなるという悪循環に陥ります。
どこかでこの体のゆがみからおきる悪循環を断ち切る必要があるのです。
体のゆがみを整えることで、血流やリンパ液の流れが速やかに行われるようになります。
それによって自律神経の調節機能が落ちつき、体を治しやすい状態になるのです。
症状は個人差が大きいです!
よく聞かれると思うのですが、更年期障害は個人差が大きいです。
「私はそうでもなかった」という人や「更年期がひどくて仕事にならない」という方など様々です。
イライラやだるさがメインの人もいれば、ホットフラッシュが主症状の方もいらっしゃいます。
今、症状が軽くても今後ひどくなる可能性もありますので、自分で判断せず、予防の意味でも一度専門機関を受診されてみてください。
いかがだったでしょうか?
今回調べていくうちに、本当につらい症状だということが改めて分かりました。ただ、遅かれ早かれいつかは治るものだということも分かりました。
ですのであまり悲観的にならず根気よく頑張りましょう!
もう症状が出ている方は少しでも症状を軽くできるように、今から出てきそうな方は今のうちに対策を考えておきましょう。
体のゆがみや自律神経の乱れを調整するときは是非、骨盤王国にいらしてくださいね!!