1日何時間画面とにらめっこしていますか?
1日中仕事をしていると、気がついたら眉間にしわが寄って、なんだか目が疲れる・・・・
いま、仕事の相棒として生活のツールの一部として、なくてはならい存在になっているPC。仕事の質や生活の質として良い影響を与えているであろうPCがあなたの身体の質を下げています!なくてはならない存在だからこそ上手に向き合っていきたいですよね。

心当たりありませんか?
目からくる症状
・目の疲れや痛み
・ドライアイ
・視力の低下や視界がかすむ
そのほかの症状
・肩や首のこり
・頭痛
・手指のしびれ
・不眠や体内時計の乱れ
・イライラや疲労感などのストレス
この症状に当てはまる方、VDT症候群かもしれません!
なんだそれ!?
VDT症候群(ブイ・ディー・ティーしょうこうぐん)とは、コンピュータのディスプレイなど表示機器(総称して Visual Display Terminal、VDT と呼ばれる)を使用した作業(VDT作業ともいう)を長時間続けたことにより、目や体、心に支障をきたす病気のことである。(Wikipedia参照)
近年、現代病として注目されているもので、「PCでの作業の多い職種では1時間ごとに10分程度の小休憩を挟むように」など対策を取り入れている企業も多くなってきているほどよく見られる症状となってきています。
ひとつめの要因は・・・

これが理想の姿勢です。いきなり何?って思いますよね。VDT症候群になる要因のひとつとして姿勢が大事になります。長時間の座りっぱなしの上に猫背で首が前に出た状態、更には手の角度も不自然でタイピングに力が入っていたりすると肩や首の筋肉に負担がかかり肩や首がこり、ひどくなると背中のや腕の痛みへと広がっていきます。
・肘は90度
・背筋をまっすぐに
・首を前にだしすぎない
画像のような姿勢だと身体の負担に偏りがなくなり、通常であれば一番自然な姿勢なのでできるだけこの姿勢を心がけましょう。姿勢がいいと身体への良い影響ももちろんですが見た目にもしゃきっとして好印象なので一石二鳥ですね♪
猫背や姿勢が気になる方はこちら
目を背けたくなるもうひとつの要因?
あなたの身体に知らず知らずのうちに影響を与えているもうひとつの要因、それはブルーライトです。ブルーライトはPCを筆頭に液晶テレビやスマートフォン、ゲームなど日常に身近なあらゆるものに取り入れられていて避けられないのが現状です。ではこのブルーライトがどう影響するのかひとつずつ説明していきます。
☆「見る」というしくみ
まずはどのように視界が伝達されているのか。
目の前の物や風景が映像として「見える」という感覚は、まず角膜がフィルターの役割となって風景を捉え、レンズである水晶体を通りフィルムの役割を持つ「網膜」で電気信号に変換され視神経を通って視床の外側膝状身体を経て大脳否質の視覚野というところにたどり着いて映像として「見える」という感覚になります。
☆「光」の種類
光はたくさんの種類がありますがその中でも私たちの目に「見える」光を可視光線と呼びます。可視光線は波長の強さで分類されていて、目安として下は360-400nm、上は760-830 nmです。これより波長が短くなったり長くなったりすると、目には「見る」ことはできなくなります。
目に見えない光として波長の短いものが紫外線、長いものが赤外線で波長の短いものは強いエネルギーをもっています。
※数値の低いほど波長は短く、高いほど波長が長い

ブルーライトの影響
ではブルーライトはどの分類に入るのか。
ブルーライトの長波は波長が380~500nm。目に「見える」可視光線の中では長波が短く、最もエネルギーが強いといえます。
☆エネルギーの強い光の影響
太陽を直視したらだめって良く言いますよね。
強いエネルギーは角膜や水晶体で吸収されずに直接網膜まで到達してしまうため、網膜を傷つけ、脳にも影響が及ぶ可能性があります。太陽の光は波長の短い紫外線を含むためそのように言われているのです。
強いエネルギーが直接行き届いてしまうと網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け「加齢黄斑変性」になる可能性を高めます。また、人の身体は主に光や食事の時間によって体内時計がコントロールされていて、しっかり朝食を食べる、朝日を浴びると身体が活動時間だ!と認識し暗くなると休む時間としてきりかわります。
仕事で夜もPCで作業をしたり夜遅くまで明るい環境でいると身体が混乱し、体内時計が乱れて睡眠の質が下がってしまいます。睡眠は身体の回復やストレスの緩和にとても重要な役割をもっているので疲労感や前日の疲れを残したまま次の日を迎え悪循環となり身体や心の回復が追いつかなくなってしまいます。
ブルーライトと上手く付き合おう
身体にとってマイナスな影響ばかりをあげてきましたが、仕事や生活に切り離せない存在であるPCなどを使わないという選択は不可能なので少しでも上手くブルーライトと付き合っていくしかありません。
ブルーライトを発する機器は朝は積極的に使うが夜は使わないのが理想ですが少しずつ回数や時間を減らすなどの工夫で自分の体内時計をコントロールしましょう。昼間だったらいっぱい浴びていいのか?というとそうではないので、ブルーライトをカットするメガネをかけたり、長時間連続でにらめっこは控えて1時間に数分ずつでも目をとじて休めたり、画面から目をそらしましょう。
さいごに
PCやスマートフォンの普及でわたしたちの生活はとても便利になってきました。でもそれによって体のリズムに逆らった生活スタイルの変化や姿勢の変化で悪影響もあることも事実です。塵も積もれば山となる。良い影響を積もらせるのか、悪い影響を積もらせるのかはあなたにかかっています。