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「足と足が離れ過ぎ!」「せっかくのデニムでかっこよく仕上げたいのにO脚だからダサく見える」と嘆いている女性は多いと思います。
今は季節は冬ですが、夏になると半ズボンで足を出して歩いている女性が多くいますが、せっかく顔もスタイルも良いのに、O脚なだけでかっこよさが半減してしまいますね。
格好ばかりではなく、O脚の女性は足の問題だけではなく、腰痛だったり肩こりだったり、全身に影響を及ぼします。ですので、日々のちょっとした姿勢や寝る時にあることをするだけで劇的に改善が出来ます!
そもそもO脚ってどんな足?
両脚が外側に開くように変形し、ひざとひざとの間が開いてしまう状態をO脚といいます。コレは女性だけではなく男性にも多く、がに股の人のほとんどがO脚です。
O脚になってしまう原因ですが、生まれつきのもの、病的なもの、ケガによるものなどがあります。骨の形成がうまくいかない病気が原因でO脚になってしまった人、骨が湾曲してしまう「くる病」の方などもいます。
また、出産が原因でO脚になってしまう場合もあります。
しかし、一番多いのは「生活習慣」によってO脚になってしまう場合がほとんどです。
日々の姿勢がO脚を悪化させる
いま、この記事をスマホかパソコンで見ていると思いますが、座ってみているなら確認して頂きたいのが「姿勢」です。
腰を曲げていませんか? 椅子にもたれかかって足を組んでいませんか?ほぼ全員が姿勢が悪いんではないでしょう?
O脚改善の近道は日々の姿勢にあります。まずは前回紹介した「今すぐ出来る!座り方を変えるだけで腰痛・肩こりを根本改善」で正しい座り姿勢を確認してください。
・膝の真下に足を置く
長年、背中や腰を丸めていたせいで股関節にズレが生じてしまう場合があります。正しい座り姿勢がしにくかったり、すぐに崩れてしまうことが多々あるかと思います。
そこで、必ず守って頂きたいのが、膝の真下に足を置くということです。
膝頭の下に足がまっすぐ伸びた状態が骨格の構造上、一番無理なく体重を受け止められる状態なんです。
足を前のほうに出してしまうと、後ろに重心がかかりがちです。一方足を後に置くのは体重が前にかかるので、見た目の美しさはともかく、骨盤や股関節にとってはそんなに悪いことではありません。
そして一つ気になることが、足の開き具合です。
つい気を抜いてしまうと足が開いてしまうことがあるかもしれませんが、女性は握り拳一つ分、男性は肩幅程度開いたら良いでしょう。また、女性は太ももの内側を鍛える意味でも閉じた状態を維持することも大事ですし、おまけに美しく見えます。
外側重心になるとO脚になる
先ほどお伝えした、座るときに膝から下はまっすぐにする事が基本になります。
なぜ大事かというと膝が外に開くと大腿骨の骨頭が骨盤を押して骨盤が後に倒れてしまいます。
それだけでなく脛骨もズレ、足首の外側に脚の重みがかかり、外側重心になります。
長時間このような姿勢が続くことで、股関節、膝、足首がズレた状態のままロックしてしまい、それがO脚やがに股の状態です。
立っている時、股関節、膝関節、足関節が正しい位置にあれば体重はまっすぐ踵に落ちていきます。しかし、膝が外側に向いた状態だと股関節から膝まで重さが外側に伝わり、今度は膝から足首までの重さが内側に働きます。
コレがO脚になる原因です。
こんな姿勢していませんか?
デスクワークが中心の仕事であれば一日の大半は座り姿勢になっていますね。そのときの姿勢はどんな姿勢になっているでしょうか。
ほとんどの人は、背中が曲がり、頭が前に出ていることでしょう。また、脚を組むこともあるかと思います。
・脚を組まない。あぐらもダメ
脚を組むと大腿骨の厚みの分だけ骨盤がねじれます。
ためしに脚を組んでみてください。片方の坐骨だけで全体重を支えている状態になると思います。左右の骨盤が後に傾いた状態にありますが、特に上にある脚の骨盤が大きく傾いてしまいます。
バランスよく、左右交互で脚を組めばいいんでは?と思われる方もいますが、脚を組むという行為自体が骨盤を歪ませる原因になりますのでやめましょう。
・運動をするとさらに悪くなる
O脚の状態でウォーキングやジョギングなどの運動をすればするほど日常の負担以上の負荷が股関節、膝、足首にかかりさらに悪化させてしまいます。しっかり、O脚を治してから運動を再開することが大事です。
外側重心になっていないかチェックしてみよう
外側重心になっていないか日常生活の中でチェックできますので確認してみましょう。
①靴の踵が外側から磨り減る
踵が外側だけ磨り減っている場合はせめて、靴底だけでも取り替えるようにしてください。そうでないと外側重心をよりいっそう強めてしまいます。
②第二、第三指に魚の目、タコができる
外側重心に人は親指まで体重が伝わらず、第二、第三指で受け止めるので魚の目やタコが出来ます。
③あしの小指の根元にタコができる
第二、第三指からさらに外側に重心がかかると小指の根元までタコができます。
④肩にかけてあるバックが左右にゆれる
外側重心が進むと、一歩踏み込むたびに身体が左右に揺れるため、バックが身体にぶつかるように歩くことになります。
まずは日々の姿勢を意識することからはじめましょう
姿勢が悪いと外側重心になり、O脚になってしまいます。姿勢を変えるだけですぐには変化は難しいでしょうが、継続的に続けることで初めは正しい姿勢をすることがきつくても、徐々に楽になってきます。
今回はO脚になってしまう原因やどんな姿勢がよくないのかをお伝えしましたが、次回はより効果的なO脚対策をお伝えしたいと思います。 お楽しみに!