産後は様々な体の不調や体型の崩れが問題になりますよね。
今回はその不調の一つである「抜け毛」のお話をしていきます。産後の女性の7割以上が出産後に抜け毛が多くなったと感じているくらい! 産後のあなたは大丈夫ですか?
髪は女性にとっては「命」なんて言うらしいですが、その「命」が日に日に減っていくというのは精神的にも辛いものがあります。
でも大丈夫!コレを読んだら誰でも簡単に髪が生えてくるようになるでしょう。ボリュームあるきらびやかな髪を取り戻しましょう。
産後の抜け毛の原因は?
■ ムリなダイエットはしていませんか?
妊娠中に増えた体重を妊娠前までの状態に戻そうという気持ちが強すぎて、短期間でムリをして抜け毛が増えたという話はよくあります。
一般的に出産後、抜け毛が増えるというのはよくある話ですが、さらに食事を減らしたり、きちんとした食事を摂らずに野菜ばかりとっていると栄養が偏り抜け毛の原因になります。
髪は何で出来ているかご存知ですか?
髪は「たんぱく質」で出来ています。なので、肉や魚、大豆などの良質なたんぱく質を摂ることが髪の栄養になり抜けにくい髪にを育てます。
■ ホルモンの影響
妊娠中は「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が多く、髪は通常より抜けにくくなります。それが、産後は一転してホルモンの分泌量が通常に下がることで、妊娠中に抜けなかった毛が一気に抜けてしまうことで、産後に抜け毛が増えたと感じてしまうんです。
抜け毛の対策はどんなことしたらいい?
前の話で「たんぱく質」の摂取をオススメしましたが、それにプラスして「カルシウム」を摂取することをオススメします。カルシウムはミネラルの一種で、骨を作る栄養素というのは有名ですね。
カルシウムは骨だけではなく髪や皮膚の栄養にもなりますし、心筋の機能を正常に保つ働きがあります。
また、イライラやストレスなどを静め、神経を安定させる作用がありますのでお母さんは是非とも摂取して頂きたい栄養素です。
カルシウムの多い食品は?
干しえび、煮干はカルシウムが豊富です。あと、オススメなのは「ひじき」です。
カルシウムだけでなく、マグネシウムや様々なミネラルも一度に取れます。マグネシウムはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
■豆類をとるのもいい
女性ホルモンの減少を助けるために「大豆」を摂ることも抜け毛予防には効果があります。というのも、大豆に含まれるイソフラボンという成分が女性ホルモンと似た働きがあります。
お豆腐でもいいですし、より効率的に摂取したい場合は豆乳を飲むが一番手っ取り早いでしょう。スーパーに行けばどこでも売っていますが、ここで気をつけてもらいたいことが一点あります。
豆乳にも2種類あります。
豆乳売り場に行って頂くと豆乳にも二種類あると思います。
一つが、「成分無調整豆乳」と「調整豆乳」です。
豆乳って飲んだことある方は知っていると思いますが、独特な癖がありますよね。大豆の風味が強く、飲みにくいという方もいます。
癖が苦手な方は「調整豆乳」をオススメします。調整豆乳は豆乳をより飲みやすくするために調味料を入れています。飲みやすい反面、たんぱく質やイソフラボンの量は無調整豆乳と比べると3割以上下がってしまいます。
飲みやすさか、栄養価かどちらかは飲みらべて決めてもいいでしょう。
シャンプーは何を使っていますか?
先ほどまでは栄養の話を中心に進めてきましたが、ここからは毎日のケアーで使うシャンプーの話です。
■どんなシャンプーを使っていますか?
シャンプーといっても今では数百、数千の種類が日本にあります。しかし、どれもよさそうなことを書いていますし、CMでも毎日見ると思います。
シャンプーは洗浄成分が大きく分けて3つあります。
- 硫酸系洗浄成分
- アミノ酸系洗浄成分
- 石鹸洗浄成分
この3つが大きな括りです。
ここで一番選んではいけないのが、「硫酸系洗浄成分」です。シャンプーボトルの裏を見てもらうと成分が記載されていますよね。そこで○○硫酸ナトリウムとか、○○硫酸アンモニウムなどの成分があれば、使用はオススメしません。
なぜかというと硫酸系洗浄成分は洗浄力が強く、毎日のシャンプーでは頭皮の乾燥やカブレ、フケの原因になることもあります。
一番オススメなのは石鹸洗浄成分です。硫酸系洗浄成分に比べて頭皮にも優しいですし、キューティクルを傷つけることがありません。
毎日使うものだから、髪に優しい成分のシャンプーを探してみましょう。
今回は抜け毛のお話でしたが、産後に限らず、栄養とヘアケアを変えることで髪の健康はグンと上がります。今、抜け毛で悩んでいる産後のお母さんは是非実行してみては如何でしょうか?