間違った歩き方と正しい歩き方とは

間違った歩き方と正しい歩き方とは

足が痛い、腰が痛いこの原因は歩行を改善すると治る!?

痛い!歩くの辛い!仕事が終わって歩いて帰る途中いつも腰が痛くなる。歩いて旅行に行く時楽しいのと裏腹にいつも足が疲れて痛い。自分で色々試してみたけど全然良くならない、、

歩くのが辛いと言っている人は高齢者の方のイメージが強いと思いますが最近では若い人も歩行で悩んでる人も多いです。

歩行の仕組み

歩行動作を始めるにはまず、体を前に倒す必要があります。両足がついた状態のまま体を前に倒すとただ倒れるだけですが歩くためには片足を出して体を支えなければなりません。

これを周期的に行うことが歩行の基本になります。この周期的な行動のうち、足裏で地面を踏み、体を支える時期を立脚期。片方の足を持ち上げて前に振り出す時期を遊脚期と言います。

立脚期、遊脚期のそれぞれの時期の観察をする事で、どの時期にどの筋肉を使っているか整理して考えることができます。

立脚期について

この時期は、足裏が徐々に床に接地していき体を支える事が必要になります。この時期の観察で重要な物が床反力です。

 床反力とは体が床に触れた時に生じる力のことであり、それを歩行時にいかに利用しながらやるかが効率の良い歩行が出来るかどうかに関わって来ます。

遊脚期について

遊脚期では、立脚期の力、影響を受けて下肢は振り子の様な動きが生じていきます。ここまでを含めて両足の対象的な交互運動によるリズミカルな歩行が望ましくその歩行周期の割合は、立脚期60%・遊脚期40%が平均とされています。

なお、立脚期の前後10%ずつは両脚支持が見られます。歩行速度を上げるには一般的に遊脚期を短縮して速度の上昇を得ており、立脚期は大きく変わりません。

歩行の効率が悪い人の特徴

歩行の仕組みは分かったと思います。 では実際にどのような歩行が良い歩行なのでしょうか。まず、重心の位置が大きくズレる事なく、上下左右への振り幅が少ない歩行がエネルギー効率の良い歩行とされています。

具体的には、重心とはおへそのあたりあるとされています。その重心がずれないようにするには上半身も下半身も左右へのズレる幅が少なくなければなりません。そのため筋肉やバランスが大事になってくるわけです。

そして、筋肉については適切な時期に適切な活動すると言う事が必要不可欠ですが それだけではなく適切な時期での適切な関節角度が重要となります。特に股関節、膝関節、足関節の角度が重要になります。

良い歩行には十分な関節可動域が必須です。つまり良いバランスと適切な筋肉の使い方、十分な関節可動域が取れないと悪い歩行になってしまいます。

歩き方が悪いと他の怪我につながる!?

ここまで歩行の仕組みや悪い歩行の仕方について説明しましたが、悪い歩行をしていると実際にどうなるのでしょうか。結論としては足の疾患、つまりO脚や変形性股関節症などの足に負担のかかる疾患に繋がってしまう場合があります。

O脚や変形性股関節症は聞いた事があると思いますが実際に症状としては
•立ち上がる時に痛みが出る。
•曲げ伸ばしが難しくなり膝の関節が制限される。
•見た目の部分で細いズボンを履きづらくなる。

と言ったあまりプラスのない症状が数多く出てきます。さらに可動域制限も出てしまいますので余計に悪い歩行になってさらに症状を助長してしまうことになります。

これでは完全に悪循環ですよね。ですから少しでも歩き方が最近おかしい、歩きづらいと言った事があればすぐに改善するべきなのです。

骨盤王国での取り組み

骨盤王国ではどのような治療を行なっているか一般的に病院などでの歩行改善は意識する、誘導すると言うことを重要視しています。

右足が前に出ていないからもっと前に出すとか骨盤の回旋がうまく行ってないからそこを意識してとか意識するような治療が多いです。もちろんスポーツ選手やご自身の体を理解している方は意識で変わることはとても大きいです。

ただ、意識が途中で抜けてしまう人や常に意識して歩く事が難しい人は無意識に効率の良い歩行、正しい歩行が出来ないと意味がありません。

骨盤王国では全身の施術、足だけでなく上半身も施術することによって出せていなかった右足を出しやすくしたり、骨盤を回旋しやすくしたり、 無意識の中でも正しいフォームで歩けるように施術します。

また骨盤王国では、何人もの歩行のフォームを見てきて正しいフォームに導いてくれる整体師が何人も在籍しておりますので是非一度ご来院してみてください。

まとめ

骨盤王国には歩き方で悩まれている方が数多く来院します。「このまま変な歩行を続けていて良いのか」と言う悩みを持った人は少なくないはずです。

私はこの悩みを解決したいと思うと共に悪い歩行を続けていると、さまざまな疾患になりかねないからいち早く向き合って、治して行くべきだと言う共通認識を持てるようにより多くの人に知ってもらいたいと考えております。

そして昔のように効率の良い歩行をしていただければと考えています。