放っておくと大変!立てないくらいの足の痛みは足底筋膜炎かも!?

放っておくと大変!立てないくらいの足の痛みは足底筋膜炎かも!?

朝、ベッドから床に一歩足を踏み出したら足の踵が痛い!立っているだけで痛くて立っていられないなどの経験はありませんか?

足の裏が多少痛くてもしょうがないと思って放っておいたら大変なことになるかもしれません。なぜなら足の裏の筋肉に炎症を起こしている状態で、痛みが強くなり、治療が長引くことになります。

どうしてこんなに痛くなるのか、原因とケアのポイントをご紹介します。

こんな人がなりやすい

炎症を起こすまで足を酷使してしまうといえば、マラソンやサッカーなど長時間走ったり、ジャンプをするような人をイメージするとおもいますが、まさにそのような方たちに多くおります。

それ以外にも、美容師や販売・接客など日常的に立った状態で仕事をする人も特に同じ悩みを抱えている人が多くいます。もしかすると足底筋膜炎かもしれません

「足の裏が痛くて立っていられない」「歩き始める初めの一歩が痛い」このような症状があれば、それは足底筋膜炎の可能性が高いです。

  • 足底筋膜炎とは

足の裏には筋肉とそれを包む膜があります。通常はしなやかで柔軟性がありますが、運動やたち仕事などで足裏の筋肉を酷使することで次第に柔軟性をなくし硬くなります。

硬くなった筋肉、膜は引き伸ばされると痛みを覚えます。また、筋肉は踵に付着していているの常に踵の付着部にテンションがかかるので踵が特に痛い場合が多いです。

原因は?

筋力低下

スポーツ選手や長時間の立ち仕事をする方などの足を酷使する方はがなりやすいですのですが、そもそも足の裏の筋肉は他の筋肉に比べて丈夫に出来ています。

それは足は身体の全体重を支えるので丈夫でないと使えないからです。戦前は下駄やら雪駄、子供は裸足で外を駆けずり回っていましたが、今では靴を履くようになり、歩行時の衝撃を吸収することで、足に負担をかけなくはなりました。

また、自動車や電車など移動手段も増え歩く距離もすくなくなりました。南アフリカの部族達に足底筋膜炎などは皆無だとおもいます。

セルフケアのやり方

整形外科ではレントゲン撮影をして異常がなければシップを処方される場合がほとんどのようです。 痛みが激しい場合は炎症止めの注射を打つ場合があります。

しかし、このような治療ではその場限りで終わってしまい、すぐに再発をしてしまいます。ではどのようなケアがいいのでしょうか?

・足裏を指でマッサージ

足の裏を指側から踵までを親指で押していきます。足の指は5本ありますので全ての指から踵にかけてマッサージをしてほぐしていきます。クリームがあればすべりが良くなり尚、いいのでやってみましょう。

 

・足首を回す

足首が硬いと歩いたり走ったりする時に効果的にバランスよく筋肉を使えないので別の部分の筋肉が疲労したりすることで身体のバランスを崩す原因になりますので足首の柔軟性を上げることも大事です。
右回り、左回りをそれぞれ10回づつまわしてみましょう。

逆効果になる対処法があるので注意

■冷やす
■棒やゴルフボールなどでグリグリほぐす
■厚めのインソールを敷く

この2つは良くやりがちな対処法ですが、やることでかえって症状が悪化してしまう恐れがあります。冷やすことで、硬くなっている筋肉の血流をより悪くして、もっと硬くなり痛みも増してきますので、お風呂に入り血流をよくしてあげることが重要です。

棒などの硬いもので足裏をぐりぐり事で、炎症を起こしている筋肉を傷めてしまい、悪化しますし、回復も遅くなります。指の腹で「痛気持ちい」くらいがいいでしょう。

足つぼでも、台湾式などはぐりぐりと押しますので完治してから行きましょう。

インソールを入れることはいいのですが、そうすることで痛みを感じにくくなりつい無理をしてしまい、回復が遅くなることがあります。ですので、インソールを入れたらいつもより長く足を使わないようにしましょう。

最後に

足底筋膜炎は治療が長期化する場合が多いのです。それは私たちは足を使って生活しているからです。せっかく治ってきたとしても歩いたり走ったりすることで症状がぶり返してしまうことが多いのです。

セルフケアをしっかりして、回復するまでは無理はしないようにしましょう!