最近テレビで外反母趾がいかに辛いかよくみかけるようになりましたね。
もしかしたら、外反母趾にならないように予防している人もいるかもしれませんね。
発症する前に行動することはとてもすばらしいことですね!
しかし、その方法がもし間違っていたらせっかくの行動がもったいないですよね。
今回は、よく間違われがちな外反母趾の予防方法の正しいやり方についてご紹介します。
なぜ外反母趾になるの?
予防や処置が必要な外反母趾ですが、そもそもなぜ外反母趾になってしまうのでしょうか。
原因の一つとして、足の筋肉の弱まりが原因となる事があります。
足の筋肉が弱まることにより、指先を内側にひねるための筋肉がギュっと引っ張られてしまいます。
その引っ張られた筋肉により、第一指(親指)の付け根の関節から第二指(人差し指)側に曲がってしまうのです。
では、なぜその足の筋肉は弱まってしまうのでしょうか。
現代では一日を靴で過ごす時間が長くなり、裸足で過ごす時間が減少してきました。
また、乗り物を利用する事が多く、自分の足で歩く事も減少しています。
最近では、赤ちゃんの時から靴を履くようになり、足の筋肉及び骨格形成に悪影響が出ているケースもあります。
現代社会で足の筋肉は低下傾向にあり、アーチの無い扁平足や横幅の広い足が増えています。
これが足の筋肉が弱まっている原因となるのです。
その他にも外反母趾になる原因として
・歩き方
・合わない靴を履いている
・遺伝
があります。
間違った歩き方
テレビや雑誌、ネットなどでも外反母趾の予防方法は正しい歩き方とよく言われいます。
確かに、予防には正しい歩き方が重要になってきます。
しかし、あなたがしているその歩き方は本当に正しいのでしょうか?
昔からよく「かかとから地面につく」歩き方が、キレイに見えて、正しい歩き方といわれてきました。
今でもウォーキング教室などでは、かかとから上げて膝を伸ばして、かかとから着地すると指導しているところが多くあります。
しかし、かかとから着地するという事は身体の上部に衝撃を伝えるということなのです。
それは、どういうことかというと、歩くときには体重の3倍、走るときにはさらに5倍が足の裏に負荷がかかってしまうのです。
この負荷は足裏のアーチがクッションの役割を果たして和らげるのですが、かかとから地面につく場合、そのクッションの役割は無駄になってしまいます。
予防のために運動するということ
外反母趾になる原因で足の筋肉の弱まりがありますね、筋肉が弱まっているなら鍛えればいいと思いますよね!
運動は筋肉もつくし、気分転換にもなりますね。
ジョギングやランニングもその一環とされて運動として取り入れる方もいると思います。
しかし、ちょっと待ってください、ただの予防ならそれでいいんです。
もしあなたが予防のために運動、ジョギングやランニングをする場合、一旦あなたの足を確認してみてください。
すでに、外反母趾になっていたり、指揚げ足など足に異常がきたしていませんか?
足に異常がある人が走れば、地面からの衝撃を足裏のクッションが上手に処理しきれず、身体全体に伝わっていってしまいます。
衝撃が伝わると、身体の各部を摩耗させ、悪影響を及ぼしてくるのです。
その結果、腰痛や肩こり、頭痛など足から離れているところまで症状がでてきてしまうのです。
もし、あなたの足に今異常があるのであれば、予防の為の運動は控えて先に治療することが大切になってきます。
正しい歩きかた
では正しい歩き方について紹介します。
まず大切になるのが、歩き方の前に正しい姿勢です。
正しい姿勢で歩かなくては、正しい歩き方とどんなにしても意味がありません。
では、正しい姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?
・正しい姿勢
①背すじを伸ばして、軽く胸を張り、体重を左右の足に均等にかけます。
※胸を張り過ぎないように注意する
②お尻の筋肉に力を入れる。
③あごをひく。
④体重が足の第一指(親指)にかかるように立つ。
正しい姿勢ができたら、次は歩き方をご紹介します。
・正しい歩き方
①上体を心持ち前傾にして、足の第一指(親指)から第三指(中指)までに力を込めて地面を蹴り、足をそのまま前方へだす。
ひざを軽く曲げ、力を入れずに、すっと前に踏み出す。
②かかとからしっかり地面を踏みに足の第五指(小指)の付け根がつくように着地し、体重もそれにつれて移動する。
③もう一方の足は体重の移動とともに、自然にかかとが上がり始めるので、足の第一指(親指)の付け根を意識する
④①にもどる
まちがった予防方法がいかに大変かお分かりいただけたでしょうか?
自分で前もって予防しよう!っというのはとても良いことです。ただ、その方法が間違っていてはとてももったいないですよね。
まず、大切なことは自分の足の形がすでに異常をきたしていないか確認すること!そして、大丈夫であれば正しい予防方法で予防することです!
今回ご紹介した、正しい姿勢、正しい歩き方でしっかり予防して楽しい日々を過ごしましょう!