腰痛という言葉は、今や子供でも知っているほどメジャーな言葉となっています。
その意味は単純に言葉の通り「腰の痛み」を表しますが、その原因は言葉が持つ意味ほど単純なものではありません。
更にその痛み方についても、同じ原因であっても個人によって大きく異なり、ある人は七転八倒するほど痛がるのに対し、ある人では蚊に刺された程度の痛みと表現される方もいます。
なので、それら個人的受け止め方の相違により診る側として治療を行う際に困惑する事が多いという現状があります。
◆腰痛を訴える年齢層
腰痛を訴える年齢層としては、高齢に行くほど多くなるという現状があります。しかし、これはあくまでも統計として多いというだけであって、子供でも沢山の方が腰痛で医療機関を受診しているという現状があります。
特に成長期である中学高校生では腰痛を訴える方が多く、成長による歪が何らかの形で腰痛として表れていると思われます。
◆腰痛の原因
腰痛の原因は冒頭にも書きましたが非常に多岐に渡ります。医療機関などで問題ないとされる腰痛については、精神的なものや腰部筋肉の硬直などが多くなっています。医療機関などで多いのが腰椎が狭窄していたり、圧迫されてヘルニアが引き起こされているというケースです。
これらは背骨の腰部分が何らかの影響を受けて痛みが発生しているので、しっかり医療機関で改善しなければなりません。その他としては、体全体のバランスが悪かったり、姿勢が悪い、腰に負担をかける仕事をしている、妊娠、便秘など様々な要因が腰痛を作り出すとされています。