血液検査しても異常なし!足の親指の痛みは強剛拇趾かも?

血液検査しても異常なし!足の親指の痛みは強剛拇趾かも?

足の拇趾(親指)の中足趾節関節(先端から数えて2関節目)が急に痛くなったしていませんか?
それは強剛拇趾かもしれません。

このブログを読むことによって、強剛拇趾かどうかの確認と治療方法が分かります。まずは一緒に確認してみましょう。

強剛拇趾とは!?

強剛拇趾とは、足の拇趾の中足趾節関節と言って母子の先端の関節から数えて2関節目の関節の部分に変形や痛みを生じた状態です。

急に痛みが出ることも多く、リウマチではないかと思われる方が多く病院でもそういった可能性を視野に血液検査をすることがあります。

強剛拇趾の変形になる原因ハッキリとは明らかになっていませんが、足の歪みなどによって微小な損傷を繰り返すことによって骨棘が出来るので母子背側面(甲)側が盛り上がります。

軟骨もすり減り関節の動きが硬くなります。そのことによって、骨同士や骨棘同士がぶつかるので拇趾を甲側に曲げれなくなったり歩行困難になるのです。

強剛拇趾のセルフチェック

●足の母子を上に反ると痛い
●足の母子の背面の盛り上がり
●歩くときに足を踏み込んだ時の痛み
●立った状態で足の拇趾をそらせると痛い方の上りが悪い

強剛拇趾の原因になりうるもの

強剛拇趾の原因になりうるものとして足のアーチの低下とハイヒールです。

足の母子が背屈(反る)すると歩行時など、中足趾節関節の背側面の母子同士がぶつかります。骨同士がぶつかることによってそこの部分の骨が増殖して骨棘という棘を形成します。

骨棘が形成されると、骨同士が背屈時に早い段階でぶつかるために足の母子の動きが制限がかかるのです。

では、偏平足とハイヒールではどうでしょうか?足のアーチには、内側縦アーチと外側縦アーチと横アーチがあります。特に重要なのが、内側の縦アーチです。

内側縦アーチが低下すると、テコの原理で母子が背屈(上を向き)します。この原因としては、母子の足底側には種子骨という骨がついていてテコの原理が働きやすいからです。

種子骨はテコの、支点に該当します。皆さん小学校の理科の授業で、テコの原理をやったと思うのですが覚えていますでしょうか?
力点が動くことによって、支点を通じて作用点が動きますが、これは母子に置き換えると力点が内側縦アーチの部分で支点が種子骨や中足趾節関節で作用点が母子です。

内側縦アーチの低下は、運動不足や筋力低下や歩き方が悪いせいでもありますし、骨盤の歪みによって足の重心バランスが変わり足に歪みが出ているパターンがあります。

まとめると、骨盤歪み重心バランスが変わり内側縦アーチが低下しテコの原理で足の母子のが背屈して、母子の中足趾節関節の背側面の骨同士がぶつかり合い骨の増殖によって骨棘が出来るので歩行時にそこぶつかるので痛みが出ます。

続いてヒールですが、そもそも母子が背屈してしまうので骨棘が出来制限がかかるので同じ状態になります。

骨棘が出来ている関節が変形している状態ですのでヒールなど幅の狭い靴では圧迫が起きその部分に痛みが出ることが多いです。

 

一般的治療

整形外科での治療となります。主に注射と手術です。注射ではステロイドで関節周囲の柔軟性を増したりやヒアルロン酸での関節の動きを滑らかにします。

手術をしたくない場合や痛みを早く解消したい場合には注射が選ばれます。ステロイド注射は何度もできなくし過ぎると関節周囲の腱が脆くなるというもろ刃の剣なので回数に制限があったりします。

続いて手術ですが、骨切術で骨の位置を正しくして固定したり関節の軟骨がすり減っている場合は軟骨部分を人工関節に変える方法、痛みの原因となる血管を遮断する手術があるようです。

当店の考え方

強剛拇趾は、骨盤の歪みや内側のアーチの低下で起こってくるとお伝えしてきました。足の関節も多くありますのでしっかりと内側アーチが低下する原因の関節を特定していったり骨盤からの影響を考えていく必要があります。

しっかりとカウンセリングや検査をして痛みがどういうときに出るのかを聞いていくことが大切です。他の不調などともつながることが多いので気軽にご相談ください。

まとめ

痛みが長引く前に早く来ることをお勧めします。当店の施術は優しく心地よい施術ですので安心してお越しください。

多角的に検査をしていき強剛拇趾の原因となりうるものを絞っていきます。体の状態を確認することは非常に重要で、強剛拇趾での痛みを早く良くする意味では重要です。

強剛拇趾をと向き合うことで体の異常を見つけてもらい不調とおさらばになると思います。是非当店にご相談ください。